魂の生命の領域

AWS とか Python とか本読んだ感想とか哲学とか書きます

本読んだやつ

現代思想なるものに少しだけ触れた

なぜか自分はライトな現象学オタクみたいな感じなのですが、直後に上げる千葉雅也氏の本を読んだところから、少しだけ現代思想にも興味が湧いて、ちょっとだけ本を読みました。 現代思想入門 (講談社現代新書) / 千葉 雅也 bookmeter.com まぁ読んでおいて損…

LIMIT を読んだ

著者はドイツ人作家フランク・シェッツィング、原著が2009年で邦訳が2010年の近未来SF小説です。超大作。 bookmeter.com bookmeter.com bookmeter.com bookmeter.com 600P x 4の超大ボリューム。分厚い。 当たり前のように「自立」する あらすじ 宇宙エレベ…

異常論文 を読んだ

以前の記事でもボロクソ言ってたのですが、ようやく読み終わりました。 kesumita.hatenablog.com いまから感想を書きます。 ネタバレは特にしないと思います。というよりネタも何もないようなものなので… 結論だけ言うと、「自分には合わなかった」です。 ど…

直近読んだ本とかまとめ

一冊につき1記事書くのは辛いので、読んだけど永遠に下書きに格納されている「本読んだ」系の記事をここに合体させます。 適当なことを言うとただの嘘になってしまうので、本当はちゃんと引用しつつ書きたいのですが、そうなると永遠に進まないので辛い。 驚…

Self-Reference ENGINE 読んだ

結論 自分には合わなかったらしい。(なのでこの本が大好きな人は以降読まないでください) Amazon.co.jp: Self-Reference ENGINE (ハヤカワ文庫JA) : 円城 塔: 本 前提とか 異常論文というアンソロジーが Amazon のおすすめ欄に出てきたところから話します…

玩具修理者 読んだ

なんとなくタイトルだけは聞いたことある、程度の「知ってる」が数年かそこら続いており、いつか読みたいなと思っていたので読みました。 作者の 小林泰三 (やすみ)氏は 2020 年に58歳で亡くなられてたんですね… ここ最近難しい本ばかり読んでいたので、久…

柳 を読んだ

はじめに 柳 (原題 The Willows)を読みました(100円)。 こちらの記事と同じ著者、アルジャーノン・ブラックウッド による作品です。 kesumita.hatenablog.com ウェンディゴと同様に大自然を舞台に人智を超えた大いなる "存在" の恐怖を描いたものです。 …

蟹工船 を読んだ

はじめに 蟹工船 を読みました。例にもれず Kindle で購入(0円)したシリーズです。 中学か高校で日本史を学ぶとこの小説の存在自体は必ず知ることになります。 大正時代あたりで「プロレタリア文学」なるものの代表格がこの蟹工船だと習います。 その習っ…

ウェンディゴ を読んだ

はじめに 最近 Kindle の Prime Reading で古典名作を読むのにハマっています。 Kindle なので文庫本で考えたときのページ数はあんまりよくわからんですが、長編というより中編ぐらいの長さの名作はさくっと読めますし、 Kindle Unlimited まで契約しなくて…

パンの大神 を読んだ(もしかしたらネタバレ含んでるかも)

はじめに 怪奇小説は短編や中編が多いのでサクッと読めるかなと思い、古典名作である パンの大神 を読みました。 去年はサクッと読める本として新書を何冊か読んだのですが、なぜか今年になってからは古典名作を読もうというマインドになりました。 まぁいろ…

UNIX という考え方(The UNIX Philosophy)を読んだ

はじめに 読んでおいた方がいいような気がしたので買って読みました。 www.ohmsha.co.jp 130ページぐらいのさくっと読める感じで、日本語版の第1版は2001年に出ているやや古めの本です。 2001年の頃の私はといえば、ブランコで最高地点に行ったときに飛び降…

Learn or Die 死ぬ気で学べ プリファードネットワークスの挑戦 読んだ

どうでもいい経緯 GW 中に読む本で技術書以外にも何か読もうということで書いました。 なんか読んでおいた方がいいような気がしたので。 結局読み終わったのは8月の末で合計で読んだ時間は4時間ぐらいな気がします。 電車の移動中のような技術書を読むにはち…

テスト駆動開発の第 II 部 xUnit 読んだ

導入 概要 本題 導入 読んだので 前回 に引き続き振り返ってみようと思います。 概要 第 I 部は「2ドルと3フランを(適切な換算レートで)足し算する」ようなオブジェクトをテスト駆動で書いていこう、というお話でした。言語としては Java を使っていたので…

ゼロから作る Deep Learning を読んでる 〜その1〜

背景 ゼロから作る Deep Learning はいくつかシリーズが出てますが、おそらく最初のやつです。 表紙が魚のやつです。 と思いましたが今調べたら3作出てて全部表紙が魚ですね。 背ビレがギザギザした魚のやつです。 MNIST データセット(手書きの数字の画像が…

テスト駆動開発の第 I 部 多国通貨 読んだ

概要 前回 宣言した通り読んだので振り返ってみようと思います。 見せつけるようなものではないですがコードはこちら↓ github.com 以下、 Java で書かれたコードを Python に翻訳する上で考えたこと、学んだことやらを書いていきます。 概要 テストコード イ…

アジャイルサムライ読んだ 〜その1〜

概要 アジャイルサムライ読んだ アジャイルサムライ アジャイル指南本の代表格です。 実際に読んでみた感じとして、これを読めばアジャイル開発とは何かが十分学べると思います。 注意点とか アジャイルサムライを聖典として私がアジャイル開発とはなんぞや…

テスト駆動開発読むぞオイ

概要 テスト駆動開発 を読むぞ 導入 テスト駆動開発でやろう、という開発プロジェクト(こういう名前のプロジェクトではないです)に参加していて テスト駆動Python をベースに unit テストや function テストを書いたりしていたのですが、結局現時点までテ…

「みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史」読んだ

会社でなんか凄い本が出るらしいよ、みたいな話を聞いて深く考えずに買いました。 スカイツリー7本分の開発費、とか30万人月、とかちょっと話題になりましたね。 割と面白かったです。 小学生並の感想ですが偉い人もやらかすことあるんだな、って思いました。…

インスマスの影 クトゥルー神話傑作選を読んでる

コズミックホラーっていいですよね。 いきなりデカい音で驚かせてくるホラーは心底嫌い(怒鳴って威圧する大人と同じものを感じる)なのですが、得体のしれない恐怖みたいなものは大好きです。 知能があるから故に感じる恐怖や不安というのはやはり奥が深い…

カイゼン・ジャーニー読んだ

(多分半年ぐらい前に)カイゼン・ジャーニーを読んだ。 物語調でスクラム開発を取り入れていく中でのいろんな問題に対する課題解決を描いていきます。 その途中途中でアジャイル開発やスクラム開発の考え方や技法、実践法について説明されていく感じです。 …

ゼロトラストネットワーク読んでる 〜その1〜

概要 ゼロトラストネットワーク読んでるけど全然わからんので随時まとめていく 今8章の半分ぐらい読んだけど導入の概念的なところ意外全然記憶に残っていないのでブログに書きながらまた最初から振り返ります 導入 ゼロトラストネットワーク − 境界防御の限…

Fluent Python メモ~その1~

Fluent Python という 800ページあるクソ分厚い本を読んでいるのですが、この分厚さからも想像がつくようにたいがい腰を据えてじっくり取り組む感じの本です。 ただ、覚えているとすぐに使えそうな内容にもちょいちょい出会うのでこういう場所にメモ代わりに…

AWS 認定対策本3冊分レビュー

概要 AWS 試験対策本を累計3冊買って読んだので感想書く まえおき AWS 認定試験の対策本ですが、ちょっと前までは2016年に出たあの 水色の本 しかなく、物凄い勢いでサービスがアップデートされる中なかなか勉強しづらい状況にありました。 そりゃあ出来る人…

「エンジニアのための時間管理術」を読んだ

今更感はありますが、 エンジニアのための時間管理術 を読みました。 概要 1章 タイムマネジメントの原則 2章 集中と割込み 3章 ルーチン 4章 サイクルシステム 5章 サイクルシステム:作業リストとスケジュール 6章 サイクルシステム:カレンダーの管理 7章…